先週土曜日のことですが、北海道神宮に厄除けの祈祷に行ってまいりました。
別に厄年というわけではないのだが、卯年って過去の経験を振り返っても災難が降りかかる年だったから。
1975年、人生初の卯年はハシカに罹って死にかけたらしい。
その後12年ごとにやってくる卯年。
思い起こせば碌なことはなかった年だな。
そういうわけで、今年は先手必勝というわけではないけど、北海道神宮でお祓いしてもらってきた。
雪降りしきる中、車で神宮へ。
雪だから駐車場も空いていた。
空いていたけど、バス駐車場は観光バスで埋め尽くされていた。
団体でお参りに来た日本国民ではなく、インバウンド(外国人観光客)。
車内の張り紙は繁体字やハングル文字が目立つ。
また彼らが戻ってきたんだな。
それはともかく、祈祷料を払ってお祓いを済ませてきました。
今年も無事でありますように。
で、祈祷が終了すると最後に撤下品(おさがり)が頂ける。
お札を立て掛ける簡易の鳥居、お守りそれに刻み昆布と御神酒(おみき)。
御神酒は前回はガラスの1合瓶だったが、今回は紙に包まれた2合瓶のお酒。
今年は奮発して(?)1万円コースにしたので、御神酒もグレードアップしたようだ。
ちなみにお札は1万円コースになると一回り大きなものとなり名前入りとなる。
せっかく頂いたこのありがたい撤下品をいつまでも取っておいても仕方がない。
翌週の金曜日(つまり今日)昆布と御神酒をいただくことにしました。
お酒はともかく、昆布となると少しやっかいだ。
朝出勤する前に水を張った鍋に昆布を浸しておく。
10時間うるかしておいた昆布はだいぶ量が増えていた。それでもまだ固い。
水は昆布のヌメヌメが溶け出してトロトロになっていた。
この水は昆布水として出汁にしたり飲んだりできる。
ちょっとなめてみると結構塩辛い。
この昆布水は昆布が浸るくらいの新しい水と取り換えて火にかける。
煮立ったら日本酒半カップ、砂糖大さじ2、顆粒和風だし小さじ2、醤油大さじ2ってところか。
あと、酢をちょびっと入れると昆布が柔らかくなる。
目見当だったけど、あとで食べたらドンピシャだった。
再び煮立ったら切った厚揚げを投入。
落し蓋をして弱火でコトコト煮込む。
圧力鍋を使えばよかったと気づくが、鍋を移すのも面倒だし今日はこのまま。
コトコトと30分。
煮汁も少なくなって、昆布も柔らかくなった。
最後に落し蓋を取って、汁を煮詰めれば出来上がり。
今日のお酒は、北海道神宮 御神酒。
ラベルは北海道神宮の紋章をかたどったデザイン。
新十津川町にある金滴酒造のお酒。本醸造とある。
では早速このありがたい御神酒をいただくことにしましょう。
お刺身はノルウェー産アトランティックサーモン。
ちょっと奮発してみました。
まずは御神酒を一口。
・・・いきなりズシーンとくる重たいお酒。
金滴といえば軽めな飲みやすいお酒というイメージだったけど、神様はビターな大人向けのお酒がお好きなようだね。
昆布は三石産の日高昆布。
30分煮たのと酢を少し入れたおかげで柔らかくなった。
モチモチした触感は日高昆布らしい。
厚揚げにもよく味がしみ込んでいる。
サーモンの醤油はたまり醤油にしてみた。
これもまたズシーンと。
そこへまたズシーンと金滴の御神酒。
今夜はヘビー級の酒宴となった。
★ ★ ★
また戻ってきましたね。
インバウンド。
去年の暮ごろから見かけるようになったけど、いつの間にか街中ではわんさかと見かけるようになった。
またかよ、うんざりだよ・・・なんて声も周りから漏れてくるけど、まあまあ。
毎朝通勤で通るプリンスホテルの前は、インバウンドの観光バスを見るようになった。
もうコロナも終わったんだな、とも思う。
札幌も今年は雪まつりも3年ぶりに開催が決まって、大通公園では大雪像の作成中。
中国の春節の時期とも重なる雪まつり。
さて今年はどうなるんだか。
ところで、現在日本に来ているインバウンドたちの多くは韓国からなんだそうだ。
一説によると、インバウンドの半数は韓国からということらしい。
正月は帰省せずに、日本旅行する韓国人が多いなんて記事も見た。
そういえば、毎朝プリンスホテル前で見る観光バスは、ハングル文字の張り紙が目立つ。
あれれ?
コロナ前の2019年に韓国で吹き荒れたノージャパン運動はどこへ行っちゃったの?
韓国内から日本製品を締め出して、日本への韓国人旅行客も激減したコロナ前の2019年。
2023年の今でも日韓関係はたいして変わってないと思うけど。

こんな彼らの行動や思考にたいして、まったく理解できんという人が多数だろう。
なんだかんだ言って、結局日本が好きなんだろう、日本に依存しなければやっていけない国なんだろうということになる。
だけど、私はそんな彼らの行動様式を少しは理解しております。
それは、
『好きの反対は無関心』
ということ。
『好き』の反対は『嫌い』と思いがちだけど、これは正しくない。
人は好きだからこそ嫌いにもなるんですよ。
逆に言えば、嫌いは好きの裏返しとも言える。
こんなこと言うと、
「じゃあ、嫌いの反対は?」
なんて必ず返ってくるけど、わかってないなと思う。
そりゃあ国語のテストで、
『好きの反対語を答えなさい』
という問題では『嫌い』と書かないと丸はもらえないよ。
教科書とか辞書では『好き』の反対は『嫌い』ということになるけれど、ここで言う好きとか無関心というのは人間関係を表したもの。
いいですか、人間関係における本当に嫌いとは、
「顔も見たくない、口もききたくない、一つ屋根の下で同じ空気吸っているのも嫌だ、
私の知らない所で勝手に生きていてください」
これが本当に嫌いということだ。
要するに無関心ということ。
『喧嘩するほど仲が良い』ということわざもあるし、
『争いは同じレベルのもの同士でしか起こらない』とは旧2ちゃんねるの名言。
『好き』とか『嫌い』とかいう感情の前に、関心があるかないかということが先に立つんだよね。
関心があるからこそ好きにもなれば嫌いにもなる、愛することもあれば憎しみも抱くわけだ。
関心の無いものに『好き』も『嫌い』もないわけで。
この関係を表にしてみると以下のようになる。
どう思う? ┬ 関心がある ┬ 好き │ └ 嫌い │ └ 関心がない ─ 終了 |
だから韓国の人たちは日本に異常なまでに関心があるわけですよ。
その中で好きになったり嫌いになったり。
これで彼らの思考や行動様式が良くわかりましたね。
話が冒頭に戻るけど、北海道神宮に押し寄せるインバウンドの皆さん。
彼らはお参りに来たわけでなく、観光名所の1つとして、境内をウロウロして記念撮影してバスに戻ってゆく。
いつもいつも思うけど、ツアー会社も金取れる所に連れてけってんだ。
これから春節と雪まつり。
日本も5月からコロナもインフルエンザと同じ5類扱いになる。
どんどんコロナ前に戻って行くなあ。
宿泊や観光業界の方々は、コロナ前のようにまたインバウンドでひと稼ぎとお喜びでしょうね。
だけどどうなんだろ。
ちょっとしたことですぐに反日運動となる国や、独裁政権の一言で海外旅行禁止となったり解禁になったりする国からの観光客を当て込んだ商売なんて、ハイリスク以外の何物でもないと思うんだけど。
この続々と押し寄せるインバウンドの皆さんを見ていて個人的に思ったことがある。
それは、この人たちが北海道のローカル線の良さに目覚めたら、乗り鉄に目覚めたら北海道の鉄道が活気づくだろうなということ。
そんなことはありえないだろうけど。
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